米ヨセミテ国立公園が山火事でピンチ 山火事が接近して道路は閉鎖 宿泊客は避難(スポニチアネックス)

日本の観光客やハイカーにも人気の米ヨセミテ国立公園カリフォルニア州)が、13日に新たに発生した「ファーガソン・ファイア」と呼ばれる山火事の影響で窮地に追い込まれた。

 すでに18平方キロメートルを焼きつくし、消防士1人が死亡。同公園の西端に位置している「ヨセミテ・シダー・ロッジ」の宿泊客には避難命令が下された。

 公園に通じる道路(140号線)も閉鎖。気温は35度に達しており、消火活動は困難を極めている。

 この時期のヨセミテ国立公園は1年を通してもっとも観光客が多いが、地元住民までもが避難する緊急事態。公園のシンボルでもあるセコイアの巨木群への影響も懸念されている。

 なおAP通信によれば14日に死亡したのはカリフォルニア森林消防局に勤務するブレイデン・バーニーさん(36)で、森林を伐採して防火帯を作るためのブルドーザーを操作中に火と煙に巻き込まれた。