沖縄尚学4強ならず 北山、満塁弾打たれた投手が決勝打(朝日新聞デジタル)

16日の沖縄大会準々決勝で、選抜大会で2度の優勝を誇り、今大会では第4シードの沖縄尚学が敗れた。

【写真】沖縄尚学―北山 九回裏北山1死一、二塁、大城龍が右中間にサヨナラ適時打を放つ=2018年7月16日午後0時22分、コザしんきんスタジアム、伊東聖撮影

 北山に1点を先制されたが、三回に知念の満塁本塁打で逆転。六回に連打を浴びて逆転を許すが、七回に二宮の右越え適時二塁打で追いついた。

 八、九回と得点できず、迎えた九回裏。北山は1死一、二塁で、打席には先発した大城龍。「満塁本塁打を打たれたので、自分で決めようと思った」。狙っていた直球を振り抜く。「感触は完璧だった」という打球は右中間へ。二走の島袋がサヨナラのホームを踏んだ。

 投げては3投手の継投で、強打の沖縄尚学打線を7安打5点に抑えた。津山監督は「投手がよく粘って投げてくれた」とたたえた。

 沖縄尚学の比嘉監督は「打線がつながらず、思いの外、点が取れなかった」と話した。(伊東聖)