アスカ王座逃す、下僕へ報復に夢中になり隙突かれる(日刊スポーツ)

<WWE:PPV大会エクストリーム・ルールズ>◇15日(日本時間16日)◇米ペンシルベニア州ピッツバーグ・PPGペインツアリーナ

【写真】シャークケージに衣服が引っかかったエルズワースのためにスタッフが介入し、アスカとカーメラ王座戦は一時中断

 「明日の女帝」と呼ばれるアスカ(36)が、スマックダウン女子王者カーメラの不意打ちで王座を逃した。

 偽アスカの変装やスプレー攻撃で試合妨害してきた王者の「下僕」ジェームス・エルズワースをシャークケージでリング上の天井につるす形式での王座戦となり、邪魔者がいない中で、アスカは1対1での戦いに挑んだ。

 スピンキックで先制攻撃を浴びせ、エルズワースが落とした凶器のチェーンや隠し持っていたスプレーでの反則攻撃を狙うカーメラを圧倒。ヒップアタックからアスカロックまで成功させた。ロープ回避されたが、場外でもバリケードにたたきつけた。優位に立っていたが、なぜかエルズワースがケージの鍵を開けてエスケープ。悪事の報いか、足周辺の衣服がケージに引っかかって宙づりとなった。サンドバッグのようになった王者の「下僕」に対し、アスカは報復とばかりにキックを連発。スタッフの介入でケージを下げ、試合も一時中断したが、アスカはスタッフを強制排除。攻撃を続けていると、背後からカーメラの襲撃を受けてケージにたたきつられ、そのままフォール負けを喫した。試合後、怒りのアスカはエルズワースに報復の攻撃を繰り返し、悔しさをにじませていた。