シリアの軍事施設にミサイル攻撃 イスラエルか(朝日新聞デジタル)

シリア国営通信は15日、シリア北部アレッポ近郊のアサド政権の軍事施設が同日夜、イスラエルからミサイル攻撃を受けたと報じた。同通信によると、死傷者は出ておらず、被害は物的損傷のみという。今回の攻撃について、イスラエルは16日午後現在、コメントしていない。

 反体制派の在英NGO・シリア人権監視団は16日、攻撃を受けたのはアサド政権の施設ではなく、政権軍を支援するイランの精鋭部隊・革命防衛隊の関連施設で、シリア人6人を含む9人が死亡したと発表した。

 イスラエルは、敵視するイランがレバノンイスラムシーア派組織ヒズボラを支援するため、シリア領内に軍事拠点を構築していると警戒し、関連が疑われる施設への越境空爆を繰り返している。(イスタンブール=其山史晃)