阪神・メッセンジャー粘り切れず6回2失点で降板(デイリースポーツ)

阪神-巨人」(16日、甲子園球場

 阪神の先発、ランディ・メッセンジャー投手(36)が、6回を投げ4安打2失点(自責1)で降板した。

 幾度となく粘ったピンチも、最後は粘りきれなかった。1点をリードして迎えた五回だ。1死走者なしから、坂本にこの日4つ目の四球を与え出塁を許すと、続く吉川尚には左前へ。これを左翼・ナバーロが打球処理にもたつき、1死二、三塁とピンチを広げた。

 この場面で3番・マギーと対戦。そして2球目、内角へ投じた直球だった。鋭いスイングで捉えられると、打球は左前へ。その間に2者が生還し、逆転を許した。

 二回には安打と2つの四球で1死満塁、三回には2死一、二塁といずれも得点圏に走者を背負ったが、いずれも気迫の投球で切り抜けていた。今季、同じ巨人を相手に開幕投手を任されていた右腕。後半戦でも命運を託されていたのだが…。中盤に逆転を許し、悔いが残る108球となった。