米兵の遺骨返還へ、米朝が実務者協議…板門店(読売新聞)

【ソウル=水野祥】聯合ニュースによると、朝鮮戦争(1950~53年)で捕虜・行方不明になった米兵の遺骨返還に向け、米国と北朝鮮は16日、板門店(パンムンジョム)で実務者協議を開いた。米国側は米軍主体の在韓国連軍司令部将校、北朝鮮からも軍の将校がそれぞれ出席した。遺骨返還の日程や方法などについて話し合ったとみられる。

 米朝は15日の将官級会談で、推計約5300体に上る米兵の遺骨を捜索するため、北朝鮮での現地調査を再開することで合意した。すでに収集された遺骨の米国への移送などを議論するため、実務者協議を16日に開くことで一致していた。