中野たむ アイドル&プロレス両立の団体を旗揚げ 大仁田氏がプロデューサー(デイリースポーツ)

「プロレス・スターダム」(16日、後楽園ホール

 元アイドルの女子プロレスラー中野たむ(年齢非公表)が12月2日、東京・新木場1stRINGで「スターダム☆アイドルズ」を旗揚げすることを発表した。

【写真】中野たむ 普段着の笑顔

 この日の大会のオープニングでリングに上がったたむは新団体を設立する意向を表明し、振付師のラッキー池田を招き入れ、ダンスを披露。さらに、兄貴分である大仁田厚氏がサプライズ登場し、全面協力を約束した。

 大仁田氏は「ボクは日本で初めて男子の団体に女子部をつくって、工藤めぐみというアイドルレスラーを育てました。ここでもそういう選手を育てたい」とマイク。「スターダム☆アイドルズ」は新たに、関連会社として設立されるスターダムエンターテイメント株式会社をベースに、従来のプロレス団体とは一線を画し、プロレスとアイドルを融合した興行を目指す。

 たむはスターダムに籍を残したまま、GMに就任。スターダム社長のロッシー小川氏が総合プロデューサーに、大仁田氏がプロレス部門のプロデューサーを務める。音楽の振り付けは池田が、楽曲提供はヒャダインが担当。ファーストCDは11月23日にリリース予定で、同日のスターダム・後楽園大会でお披露目となる。

 メンバーは今後オーディションを行うとともに、現役のアイドル、グラビアアイドルにも門戸を開放し、10月10日に最終決定する。旗揚げ後は来年1月から月2回、新木場での興行を開催。並行して、同1月からライブ活動も行う。CDは3カ月ごとに新曲を発表していく予定で、「センターの座」はリング上での戦いで決せられるという。

 昨今、タレントがプロレスのリングに上がることはあるが、メンバー全員がプロレスとアイドル活動を同時に行うとなると前例ないプロジェクトで、その動向に注目が集まる。