楽天・則本、16日ロッテ戦先発「やれることやる」(サンケイスポーツ)

楽天・則本が16日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。今季5勝8敗の右腕は15日、ダッシュなどで調整し「やれることをやる」と力を込めた。

 コンディション不良で先発を回避し、5日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)以来、中10日での登板。「前回は決して悪くなかった。それを引き出せるようにしたい」と気を引き締めた。 (楽天生命パーク)

ロッテ、勝負の後半戦も涌井“開幕投手”(サンケイスポーツ)

5月18日の4勝目以来勝ち星のないロッテ・涌井が、開幕戦に続き後半戦の初戦も先発する。

 ワインドアップからセットポジションにするなど安定を求めて試行錯誤し「よければそのままで。暑いし体力を消耗しない投げ方をしようと思う。2カ月ぶりに勝てるように」と15日、気持ちを高めた。高校野球の地方大会も始まり「(母校の)横浜高に頑張ってもらいたいし、僕も負けないように」とエールを送った。 (ZOZOマリン)

日本ハム・清宮、右肘に違和感 当面2軍でDH起用へ(サンケイスポーツ)

日本ハムD1位・清宮(早実高)が15日、2軍の全体練習に参加し、フリー打撃などで汗を流した。

 9、10日のソフトバンク戦では2日間限定の1軍昇格。後半戦は2軍スタートとなり、右肘の違和感もあり当面はDHでの出場となる見通しだが、12日のフレッシュ球宴では本塁打を放ち、優秀選手賞を獲得。「きょうはよかった。球宴で何となくつかんだ感じが試せた」。1軍再昇格に向けてアピールする。 (鎌ケ谷)

桜庭「最軽量チーム」で優勝狙う QUINTET2(日刊スポーツ)

IQレスラー桜庭和志(49)が最軽量チームで頂点を目指す。15日に都内で、自ら主宰するグラップリング(打撃なし、関節と組み技)のみの5対5団体戦、QUINTET2大会(16日、東京・大田区総合体育館)の計量と会見に臨んだ。

【写真】石井慧率いるチームVAGABOND

 5人の総重量430キロ以内のルールで、桜庭のチーム・リーボックは414・1キロ。出場4チームで最軽量となった。14日に49歳の誕生日を迎えたばかりの桜庭は1回戦で4番目の副将として出番を待つ。「自分は4番目。4番桜庭、満塁ホームランを打ちます」と意欲をみせた。

飯伏幸太カミゴェで雪辱「何かこのG1で」新技も(日刊スポーツ)

<新日本:G1クライマックス28>◇15日◇大田区総合体育館

 飯伏が雪辱に成功した。初戦で対したのは1月のニュージャパン杯で敗れていたセイバーJr。変幻自在な絞め技に苦しむも、最後はカミゴェ(相手の両腕をつかんでのニーアタック)で勝負を決めた。

【写真】オメガ開幕戦で内藤挑発「進化してないのが残念」

 試合中、その得意技を1度は防がれており「だいぶ研究されている。何かこのG1で出てくるんじゃないですか」と新技の登場もほのめかした。Bブロック最終戦では盟友オメガとの対戦が待つ。

朝乃山の平幕Vに吉兆 最も多い名古屋の高砂部屋(日刊スポーツ)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ

 西前頭13枚目の朝乃山(24=高砂)が1敗を守り、優勝争いの台風の目として存在感を発揮し始めた。巨漢の碧山を、得意の右四つから寄り切る完勝で勝ち越しに王手。全勝の関脇御嶽海を、遠藤とともに1差で追走している。年6場所制となった1958年(昭33)以降、最も平幕優勝が多いのが名古屋場所。同場所での過去5人の平幕優勝のうち、3人が高砂部屋というデータも後押しする。

【写真】朝乃山が1敗守る、好調の要因は十分な睡眠時間

 立ち合いは相手の圧力に上体をのけぞらせた。それでも朝乃山は前に出た。生命線の左上手を取ると、右もねじ込んだ。自身より27キロも重い、192キロの碧山と胸を合わせて真っ向勝負を挑み、寄り切った。「突っ張られても起こされても落ち着いて取れた。止まったら重い相手。怖がったら負ける。休まず攻めきろうと思った」と胸を張った。

 3横綱と新大関栃ノ心が休場し、優勝争いは混戦模様だ。そんな中、名古屋場所の平幕優勝は5人と、最も多いというデータが後押しする。しかも5人のうち富士錦、高見山水戸泉の3人が高砂部屋。朝乃山もこの日の朝稽古後「チャンスをものにしないと。優勝を狙いたい」と宣言した。

 今場所で新入幕から6場所目、1年が経過する。新入幕の昨年秋場所で10勝を挙げて敢闘賞を受賞。若手のホープと期待されたが、最高位は西前頭11枚目にとどまり「いつまでも下でウロチョロしているわけにはいかない」と歯がゆさがある。6月に富山市に帰省した際、昨年1月に40歳で亡くなった母校の富山商相撲部監督だった浦山英樹さんの家族のもとを訪れた。仏壇に手を合わせて「名古屋では2ケタ勝ちます。見守ってください」と誓った。

 今場所に向け、富山の名産で出世魚のブリが描かれた浴衣地を自費で作った。「ブリを横綱だと思って作った。自分はまだ金魚だけど」。成長への意欲をのぞかせた。【高田文太】

御嶽海が初の全勝給金も足が前に出ず「危なかった」(日刊スポーツ)

<大相撲名古屋場所>◇8日目◇15日◇ドルフィンズアリーナ

 御嶽海は千代の国に2度いなされて体が泳いだが、耐えて寄り切って自身初の中日勝ち越しを決めた。

【写真】笑顔で引き揚げる御嶽海

 支度部屋では開口一番に「危なかった」とぽつり。初の中日勝ち越しがかかり、緊張で足が前に出なかったことを反省した。優勝争いで単独トップに立っての折り返し。1差で迫っている平幕力士への意識を問われると「全然。自分もいつ負けるか分からないから」と気を引き締めた。