E・アザールはレアル? 「挑戦する時」移籍を示唆(日刊スポーツ)

<ワールドカップ(W杯)ロシア大会:ベルギー2-0イングランド>◇3位決定戦◇14日◇サンクトペテルブルク

【写真】後半、ゴールを決め喜ぶベルギーのE・アザール

 今大会3度目のマン・オブ・ザ・マッチ。ベルギーの躍進を支えたE・アザール(27)は全てを終えて「チェルシーで6年間、素晴らしい時間を過ごして、そろそろ違うことに挑戦する時だ」と移籍を示唆した。

 プレミアを2度制した実力者。元々、今大会のスター候補だが、期待に背くことはなかった。173センチの体からボールを離さず、タイミングで抜き去るドリブル。3位決定戦で試合を決定づけた後半37分の2点目は、相手DFの前に体を入れて“コースを奪う”ことで生まれた。光ったうまさ。6試合で3得点2アシスト。大会MVPに推す声に「自分がふさわしいというのはおこがましいが、資格はあると思う」と笑った。

 世界的スターに上り詰め、もはや去就は注目の的。すると自らほのめかした。

 「レアル・マドリードは誰にとっても夢。(監督に)ジダンがいようがいまいが、白色のユニホームは特別だ」「来週にバイエルン・ミュンヘンとの話が出るよ…いや、冗談。僕がどこに行きたいか、みんな知ってるでしょ!?」。

 希望のRマドリードも、移籍したポルトガル代表FWロナウドの後釜として獲得に動いているとされる。「このW杯は完璧に近い」と語ったE・アザールは、ロナウドに代わる新たな世界のシンボルになるか-。