西日本豪雨、学校再開8割が未定…心のケア懸念(読売新聞)

西日本豪雨で大きな被害を受けた広島、岡山、愛媛の3県で休校が続く公立小中学校計153校のうち、約8割で再開時期が決まっていないことが、読売新聞の取材で明らかになった。休校の長期化で、子どもたちの精神的なケアの遅れや学習への影響が懸念され、教育委員会などは家庭訪問やカウンセラーの巡回による状況把握に乗り出している。

 3県の教育委員会などによると、公立小中学校全約1650校のうち、13日時点で休校しているのは広島が124校、岡山が12校、愛媛が17校。広島県東広島市など10市町の31校は再開のめどが立ったが、残り8割は断水や通学路の安全性確保などの問題から再開時期が決まっていない。