「空飛ぶタクシー、実用化目指す」 ロールスロイス発表(朝日新聞デジタル)

英航空機エンジン製造大手のロールスロイスは15日、2020年代前半にも「空飛ぶタクシー」の実用化を目指すと発表した。4、5人乗りで約500マイル(約800キロ)の距離を最高時速250マイル(約400キロ)で飛行する構想だ。

 同社のガスタービン技術を使って発電するので充電は必要ない。ヘリコプターのように上下に離着陸する。一定の高さになると翼のプロペラは折り畳まれ、機体後部の二つのプロペラで進む。複数の企業と組んで実用化を目指すという。

 空飛ぶタクシーの開発をめぐっては米配車大手のウーバー・テクノロジーズが昨年、米航空宇宙局(NASA)と提携を発表。欧州エアバスなども空飛ぶクルマの開発を進めている。(英ファンボロー=寺西和男)