ドジャース前田、好救援で7勝目「インチキな1勝」(スポーツ報知)

ドジャース5―3エンゼルス(15日・ロサンゼルス)

 ドジャース前田健太投手(30)が15日(日本時間16日)、前半最終戦となる本拠地・エンゼルス戦の同点で迎えた7回に救援登板。前回登板から中3日での登板となったが、好リリーフで7勝目(5敗)を挙げた。

 16日から球宴ブレイク。ブルペン待機となった前田は同点の7回2死一、二塁のピンチでエース・カーショーの2番手として登場。アップトンの死球で満塁とピンチを広げたが、キンズラーをスライダーで空振り三振に仕留めてガッツポーズを作った。

 中継ぎ登板では1回無失点だった4月7日のジャイアンツ戦以来。昨年ポストシーズンでは9試合登板し、2勝0敗、防御率0・84と抜群の安定感を見せていた。前田は「監督から『(登板は)勝ってる時の(試合)後半しかない』と言われていた。『まじか』と思った。投げるからには僕自身の調整登板ではなく、チームが勝つために抑えないといけない。カーショーの後だったので、余計に勝たないといけない試合だった。しっかり気持ちを入れて投げることが出来た」と振り返った。

 直後の7回1死からE・ヘルナンデスが左越えへ勝ち越し16号ソロ。7勝目を手にした。本来、先発要員の右腕は「インチキの1勝」と苦笑い。それでも、チームのナ・リーグ西地区首位ターンに貢献し、「シーズン最初は状態は悪かったけど、状態が上がってきて、前半戦を終えられたのは後半戦に弾みがつく。なんとか後半戦も勝っていけるように、チームに貢献していきたい」と気持ちを引き締めていた。