鷺宮製作所 10年ぶり白星 ルーキー土谷が反撃の口火(スポニチアネックス)

スポニチ後援第89回都市対抗野球・1回戦  鷺宮製作所4―2伯和ビクトリーズ
(2018年7月16日 東京D)

 鷺宮製作所が4―2で伯和ビクトリーズを破り、10年ぶりの白星を挙げた。

 1点を先制された直後の3回1死から、入社1年目の1番・土谷が反撃の口火を切った。都市対抗初安打となる中前打で出塁。渡辺侑の右前打で三塁に進むと4番・橋本の右前打で同点のホームを踏んだ。

 4回にも中前打を放ち、都市対抗デビューでマルチ安打の活躍。「とにかく楽しんでやろうと。緊張したけど、応援の声が聞こえていつも通りのプレーができた。それが初ヒットにつながったと思う」と笑顔で振り返った。

 前橋育英3年だった13年夏の甲子園で全国制覇。エースは2年生の高橋光成(現西武)で、土谷は延岡学園との決勝でも3番打者として3安打を放った。

 現在、勤務先は埼玉県内にあり、土谷は「(西武の本拠地の所沢と)近いので、連絡を取ってよく食事に行っています。いい刺激をもらっています」と笑顔で話した。