西武の“持ってる男”源田の「運がいい」エピソードがすごい!(スポーツ報知)

「僕は運がいいんですよね」。ここ数日で、何度この言葉を聞いたことか。ここまで持ってるか~と疑ってしまうくらい、西武の源田壮亮内野手(25)は持ってる男だった。

【写真】球宴第2戦で先制の中前適時二塁打を放つ源田

 10日のロッテ戦(メットライフ)で新人から220試合連続フルイニング出場を達成し、1958~59年に巨人・長嶋茂雄がマークしたプロ野球記録に並んだ。同日に、自らの記録を祝うかのように今季1号を放ち「びっくりですね」と笑顔を見せた。

 翌11日の同戦では、ミスターの記録を塗り替えたが、この日はなんと人生初の5安打をマーク。「運がよかった」。まさに“源田の日”となった。

 4月には頭部死球を受け、ミスターの記録に並んだ2日前には右前腕に死球を受けた。それでも源田は平気な顔をして出場を続けた。「当たり所がよかった? 運がよかったんですよね」。どちらも、あと数センチずれていればグラウンドに立ち続けることはできなかったという。

 まさか、とは思ったが…。13日の球宴第1戦目(京セラD)では源田は西武勢で唯一無安打で終わったが、14日の球宴第2戦目(熊本)で先制の適時二塁打を放ち、それが決勝点に。なんとMVPを受賞し、賞金300万円をゲットした。「運がいいんじゃないですかね? 今日のヒットも運がいいとしか言えない」。持ってる男っぷりを夏の祭典でもいかんなく発揮させた。

 取材している中である選手は言った。「あいつ(源田)完璧なんですよね。すんげ~いいやつだし。だからあいつはきっと、そういう風になるんですよ」。野球の神様は見ている。日頃の行いが、ここぞの場面で力を貸してくれる力になっているのかもしれない。

 持ってる男伝説はどこまで続くのか―。これからも注目したい。ここまで持ってる男ならば、“持ってる男 壮亮グッズ”を作ってもいいのではないでしょうか! (記者コラム・小林 圭太)