ダイナマイトや散弾銃の銃弾も…豪雨被災の集積場 岐阜・関市(CBCテレビ)
岐阜県関市の被災地で、豪雨で出たごみの中から、ダイナマイトや銃弾が相次いで見つかりました。
一体、どこから流れてきたのでしょうか?
津保川が氾濫した関市上之保地区。
豪雨によるごみが集められたグラウンドで見つかったのは、
「機械でつかむと、袋の中から散弾銃の弾がこぼれてきた。
すぐに、ボランティアの人には離れてもらった。」
(散弾銃を発見した男性)
見つかったのは、何と「散弾銃の弾」。
水に濡れて劣化も激しく、爆発する危険性は低い状態でしたが、ごみの中から見つかった「実弾」に、ボランティアの人たちは驚いたといいます。
「もし出てきたときに、どうしたら良いか分からないからこわいですね」
(ボランティアの男性)
15日、この場所では36発の散弾銃の弾が見つかり、16日も、さらに数発が見つかりました。
いったいどこから流れてきたのでしょうか。
「地元に猟師がいるので、倉庫などにしまっていたものが流出したのではないか」
(関市環境課 福井正典課長)
関市では、狩猟用に使われている「銃弾」が今回の豪雨で押し流されてきたのではないかと見ています。
ただ、散弾銃の弾は、本来、金庫などでの保管が義務づけられているもの。
警察は、火薬類取締法違反も視野に捜査し、持ち主を捜しています。
また、下流の下之保地区にある集積場では、7月13日、ごみの仕分けをしていたボランティアの男性がダイナマイト10本と導線などを発見。
こちらも水に濡れて爆発の危険性は低いとのことですが、ダイナマイトは狩猟用である可能性は低いため、関市は「どこから来たのかわからない」と話しています。