近畿で240人以上が熱中症搬送 京都市38.5度(MBSニュース)

3連休最終日の16日も近畿各地は猛烈な暑さに見舞われ、熱中症の疑いで少なくとも240人以上が救急搬送されました。

 最高気温38.5度を観測した京都市祇園祭を目がけてやってきた観光客もこの暑さにはびっくりです。

 「ちょっともう帰ろうかなと、子どもが限界なんで。1時間もいてないと思います。祇園祭を見せたいと思ってきたんですけど、ちょっと限界かな」(女性)
 「初めての日本の夏なので、かなり暑くてびっくりしました。(Q.暑さ対策は?)『リコリス』を食べています。苦い飴なんですけど、暑さ対策にいいです」(イタリアからの留学生)

 今年最高の36・9度を観測した大阪市。河川敷では大勢の人が夏の定番・バーベキューを楽しんでいました。ヘリコプターから各スポットを見てみました。

 「舞洲にある野球場です。夏の甲子園の地方予選が行われていますが、球場全体に日陰はなく、太陽にさらされています」(河野仙志カメラマンリポート)

 空から見ても暑いとわかる灼熱のスタジアムでは…

 「(観客らが)ぐったりしています」(河野カメラマンリポート)

 大勢の家族連れであふれていたのは、兵庫県三木市の大型プール「ネスタリゾート神戸」。水着姿で天を見上げ待ちわびていたのは、巨大なバケツから降り注ぐ大量の水でした。プールサイドの景色にはある変化が…

 「プールサイドにはたくさんのテントが並んでいます」(河野カメラマンリポート)

 かつてプールサイドといえばパラソルが並んでいる程度で、ほとんどの人はシートを敷いて座っているだけでした。それが今では1家族に1つのテントが当たり前に。日本人の日除けへの意識は確実に高まっているようですが、それでも16日、近畿の4府県では少なくとも249人が熱中症の疑いで救急搬送されました。今週も暑い日が続く見込みで引き続き注意が必要です。