ラグビーTL・神戸製鋼 新加入、元NZ代表の“世界的司令塔”ダン・カーターが会見(神戸新聞NEXT)

ラグビートップリーグ神戸製鋼に新加入した元ニュージーランド代表のダン・カーター選手(36)が16日、神戸市東灘区のホテルで記者会見に臨んだ。司令塔のスタンドオフとして、2015年のワールドカップ(W杯)イングランド大会で母国を史上初の2連覇に導いたスーパースターは「自分のキャリアを神戸で終わらせようと思っている。経験を生かして優勝に貢献し、チームの新しい歴史をつくりたい」と抱負を語った。

【写真】新加入のカーター「ハードワークで貢献したい」<会見・一問一答>

 カーター選手はキックの名手として知られ、状況判断力に優れたプレーが持ち味。ニュージーランド代表「オールブラックス」で112キャップを誇り、国際統括団体ワールドラグビーの年間最優秀選手にも3度選ばれた。神戸製鋼とは2年契約で、同日、チームに合流した。

 サッカーのJ1ヴィッセル神戸に入団した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手(34)も18日に来日予定で、世界に名だたるトップアスリートが神戸からスポーツ界を盛り上げる。19年のラグビーW杯日本大会では神戸市も開催地の一つとなっており、カーター選手は「ラグビーへの興味を高められるように、できることをやっていきたい」と意欲を示した。

 22日に同市東灘区の神鋼灘浜グラウンドであるファンとの交流イベント(入場無料)にも参加予定。今季のトップリーグは8月31日に開幕し、神戸製鋼は同市須磨区ユニバー記念競技場でNTTコミュニケーションズと対戦する。(小川康介)