「全国的にも珍しい」100人の若手農家が連携 害獣駆除へネットで資金、ICT活用も(西日本新聞)

イノシシなどによる農作物への食害が深刻化する中、熊本県内の若手農家が「くまもと☆農家ハンター」を結成、本格的な駆除に乗り出している。インターネットで資金を募るクラウドファンディングや、遠隔監視システムなどの情報通信技術(ICT)を活用、20~30代を中心に約100人の農家が連携した試みは「全国的にも珍しい」(農林水産省担当者)という。

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 かんきつ類の栽培で知られる熊本県宇城市三角町。代表で洋ラン農家の宮川将人さん(39)を訪ねると、わなを仕掛けた竹林へ案内してくれた。餌の米ぬかを置いた箱わなに、イノシシが入ればセンサーが反応して、扉が閉まる。