チャン・グンソクさん社会服務要員に 双極性障害判定で(朝日新聞デジタル)

平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック広報大使を務め、「グンちゃん」の愛称で日本でも人気のある韓国人俳優、チャン・グンソクさん(30)が16日、兵役義務のために入隊した。所属事務所によれば、兵務庁の身体検査で「双極性障害(躁鬱〈そううつ〉病)」と判定されたため、社会服務要員として2年間、代替服務を行う。16日はファンとの間であいさつを交わす場面はなかった。

【写真】今年3月、平昌パラリンピック会場で、香取慎吾さん(左)との再会を喜ぶチャン・グンソクさん=北村玲奈撮影

 社会服務要員は、社会サービスや行政業務などの支援を担当。地下鉄での安全確認や市役所の案内などを行う。事務所は6日に発表した資料で「障害を克服するために努力したが、満足な結果を得られなかった」とし、兵役義務を果たせなかったことに遺憾の考えを表明。「どんな職務であっても、責任感をもって誠実に臨みたい」とした。(ソウル=牧野愛博)