【岐阜】県岐阜商―大垣西戦の誤審で球審が「ごめんなさい」(スポーツ報知)

◆第100回全国高校野球選手権記念岐阜大会 ▽2回戦 県岐阜商―大垣西(16日・大野レインボースタジアム)

【写真】昨夏は熊本・秀岳館を率いて甲子園に出場した鍛治舎監督

 岐阜大会2回戦の県岐阜商―大垣西戦で、球審が誤審を認めて判定が覆り、場内に謝罪する一幕があった。

 4―3と県岐阜商1点リードで迎えた3回2死二、三塁。8番・市川幹也中堅手(3年)の打球は、一塁への低いライナー。大垣西の一塁手はノーバウンドでの捕球をアピールし、一塁ベースを踏まずにベンチへ戻ろうとした。

 だが、打球を後ろから見ていた一塁塁審は、両手を広げてセーフとし「ワンバウンド捕球」の判定。これを前方から打球を見ていた球審が「アウト」と判定し、球場は騒然となった。

 県岐阜商・鍛治舎監督らの抗議を選手が伝え、試合は一時中断。協議の結果「ワンバウンド捕球」の判定に覆り、県岐阜商に貴重な5点目が加わった。

 球審は「一塁塁審が『フェア』と言ったのを『アウト』と聞き間違えて『アウト』とジャッジしてしまった。ごめんなさい」と場内説明で謝罪。手を耳に当てて聞いていた鍛治舎監督は、帽子を取り一礼し、試合が再開した。