<プルトニウムの行方>再処理の減速 不可避(河北新報)

原子力発電所で使用した核燃料からプルトニウムを取り出す「再処理」を、米国が例外的に日本に認めた日米原子力協定が16日に満期を迎える。協定は自動延長され、日本が所持する約47トンのプルトニウムと再処理の権利に国際的関心が高まる。東京電力福島第1原発事故で甚大な原子力被害を受けた東北は、青森県核燃料サイクル施設を抱える。約8キロで核兵器1発分の材料になり得るプルトニウム核燃料サイクルは今後どうなるのか、どうすべきなのか。3人の識者に聞いた。(聞き手は青森総局・丹野大)

プルトニウムの行方】削減へ数値目標必要/日米外交シンクタンク代表・猿田佐世さん