<神奈川県>飼い犬のマイクロチップ装着費用を一部補助(毎日新聞)

災害時や迷子で飼い主がわからなくなる犬を減らそうと、神奈川県は飼い主にマイクロチップ装着費用を一部補助する取り組みを始めた。県によると、都道府県が独自に補助するのは全国でも珍しいという。

 補助額は上限2500円で、1200頭まで。横浜、川崎、相模原の政令3市と横須賀市を除く県内で生後6カ月以上の犬の飼い主が対象となる。申請時には県がホームページで公表している協力動物病院で狂犬病の予防注射済み票を提示する。装着後は飼い主の氏名や連絡先をデータベースに登録する。

 2017年度に県動物保護センター(平塚市)で保護した犬猫の殺処分数はゼロだったが、飼い主不明の犬が保護されたケースも多く、県は「出口対策」として補助を決めた。【堀和彦】