木更津総合16強進出 先発野尻が被安打1無失点の好投(朝日新聞デジタル)

3年連続の夏の甲子園出場を目指す木更津総合は16日、東千葉大会3回戦で検見川を6―0で下し、16強に進出した。昨秋から投手になった背番号「5」で4番打者の野尻(3年)が先発し、6回を1安打無失点に抑える好投を見せた。

【写真】4番打者としても1安打3四球と存在感を見せた木更津総合の野尻

 野手のような小さいテイクバックから力強い球を投げ込んだ。そしてテンポ良く打たせていった。今夏は速球派の根本(2年)が注目されているが、2年前に全国8強に進んだときの左腕早川(早大)、昨年の大型左腕山下のような絶対的なエースはいない。

 五島監督は「誰かが早川のように一本立ちしてくれればいいが、まだまだ」と話す。さらなる成長を期待し、ベンチには6人の投手を入れて競わせている。

 野尻は今春の関東大会でも登板し、手応えをつかんでいた。「3年生の意地がある。走者が出ても粘り強い投球をして試合をつくりたい」と今夏の活躍を誓った。=千葉県