サッカー=クロアチア監督、優勝逃すも「選手は誇りとすべき」(ロイター)

[モスクワ 15日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝でフランスに2─4で敗れ、初のW杯制覇を逃したクロアチアのズラトコ・ダリッチ監督(51)は15日、「選手は誇りとすべき」と述べた。

試合後、選手らをピッチ上に集めたなかで同監督は、敗北したことを失敗と考えるべきではないと話したという。

記者会見で同監督は、選手らに対して「頭を上げて、胸を張れ。全力を尽くして戦った今大会でのパフォーマンスを誇りに思うべきだ」と伝えたと明かした。「サッカーでは負けることもある。しかし、勝っても負けても堂々とした態度でいるべき」と言い聞かせたという。

また、人口わずか400万人という小さな国の代表チームが決勝までたどり着いたことは、夢とたくさんの努力があればどんなことが可能だったかを示すことができたとも述べた。最後は「選手、チーム、母国を誇りに思う」と締めくくり、拍手で送られながら会見場を後にした。