中国、香港との株式相互取引を拡大しない方針(ロイター)

[上海 14日 ロイター] - 上海証券取引所は14日、香港との株式相互取引(ストックコネクト)の枠組みを外国企業や議決権の異なる「種類株」を持つ企業、個別に売買できない複数の関連証券を合体した「ステープル証券」を持つ企業に拡大しない方針を発表した。

これら3種類の証券が今年第3・四半期から香港市場のハンセン指数に含まれることが5月に決まったのを受けた措置。

上海証取は国内証券会社との協議を経て決定したと説明。国内投資家はステープル証券の概念や外国企業の事業や財務体系を完全には理解していないと指摘し、本土の投資家の参加を検討するのは、これらの証券が一定の数量や市場での運用ベースに達するのを待ってからになるとの見解を示した。

今回の決定を受け、9日に香港に上場した中国のスマートフォンスマホ)メーカー、小米科技(シャオミ)<1810.HK>はストックコネクトの対象外となる。