タイ・オープンV奥原希望が帰国「勝負勘戻った」(日刊スポーツ)

バドミントンの17年世界選手権女子シングルス金メダルの奥原希望(23=日本ユニシス)が16日、3週間の東南アジア遠征を終えて成田空港に帰国した。

【写真】東南アジア遠征を終えて帰国した高橋礼華松友美佐紀奥原希望

 タイ・オープンでは昨年の世界選手権以来、約11カ月ぶりに個人戦を制した。「ずっとタイトルから離れていて早くたどりつきたかった。うれしいよりも勝つ感覚を味わえて良かった。この感覚を忘れたくない。勝負勘も少し戻ってきたかな」と、充実した表情を見せた。

 右膝を痛めた昨秋以降は苦戦したが、調子は上向きだ。2連覇が懸かる世界選手権(30日開幕、中国)はチャレンジャー精神で臨む。「(周りからは)ディフェンディングチャンピオンと言われるけど、そんなことは思っていない。まだまだ、自分のパフォーマンスに自信を持っている状況ではない。これからの国内合宿で詰めていって、自信を持って堂々とコートに立てるようにしたい」と気を引き締めた。

 最近、ツイッターなどのSNSで海外ファン向けに英文でもツイートする。「生の声を届けたいし、自分の英語の勉強にもなる。本当は今回の優勝コメントも英語が良かったけど、日本語になってしまった…。いつかは英語で答えられるようにしたい」と新たな目標も掲げた。