大阪桐蔭、ドラ１候補・藤原の活躍でコールド発進／北大阪（サンケイスポーツ）

第１００回高校野球選手権記念北大阪大会２回戦が１６日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、史上初となる２度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭は四條畷に９－０で七回コールド勝ちした。「４番・中堅」で出場した今秋のドラフト１位指名候補、藤原恭大外野手（３年）は２安打１打点２得点で今大会の初戦突破に貢献した。

　二回の第１打席に右中間へ低く強い打球を飛ばし、処理した右翼手の動きを見て勢いよく二塁にまですべり込み、チャンスを作る。続く根尾昂内野手（３年）の中前打では、中堅手が捕球した時点で三塁手前にいたが、ベースコーチャーの制止を振り切って加速し、一気に本塁へ突入。見事に先制のホームを踏んだ。

　「足で魅せようと思っていた。（根尾の打球が）いいところに落ちてくれたので、狙おうと思って走りました」

　西谷浩一監督（４８）は「藤原らしいというか“強引”な走塁ですけれど、それもよさ」とたたえた。

　藤原は６－０の六回二死二塁でも左翼越えの適時二塁打と快音を残し、バットの好調ぶりも示した。