前田日明氏がキラー・カン氏と再会対談…カン氏が長州力をスパーリングできめたエピソードなど披露(スポーツ報知)

元格闘王の前田日明氏(59)が16日、東京・新宿区の「居酒屋カンちゃん」(JR新大久保下車すぐ)で、トークショーを行った。店主で新日本プロレス時代の先輩、キラー・カン(現役時代の表記はキラー・カーン)氏(70)=本名・小沢正志=と再会し、夢の対談が実現した。

【写真】藤波辰爾前田日明

 “蒙古の怪人”として米国でトップヒールだったカン氏とUWF、リングスの創始者でプロレスと総合格闘技を結びつけた前田氏とは、新日本プロレスの先輩・後輩。1983年の第1回IWGP決勝リーグの代表という接点があり、正規軍と維新軍でも抗争した大型ファイター同士だ。プロレスグッズを展開するチームフルスイングの企画で初のトークショー共演となり、旧交を温めた。

 前田氏は先輩のカン氏を「小沢さん」と呼び、新弟子時代から敬意を持ち続けている。「小沢さんは、凶器ですよ。アマレスでオリンピックに出た吉田さん(長州力)が入門してきた時に、小沢さんはスパーリングで足首をきめたんですよ。スクワットもみんながハーフなのに小沢さんはフルスクワットでしたよね」と道場でのエピソードを披露。カン氏は「前田は空手やってただけあって礼儀正しいんですよね。強いし、顔はいいし、スーパースターになると思いましたよ」と持ち上げた。

 前田氏が師と仰いだカール・ゴッチさんからカン氏が関節技の手ほどきを受けていたことや、カン氏のフロリダの自宅がゴッチ邸の近くにあり、日本料理の付き合いがあったというエピソードを聞き入り、前田氏はカン氏をさらにリスペクトした様子だった。前田氏は入門前のストリートファイト武勇伝や、カレリンとの引退試合、さらに下ネタを多発して笑わせた。

 前田氏は、今月21日に総合格闘技大会「THE OUTSIDER第51戦SPECIAL 10周年記念Road to LasVegas」(神奈川・川崎市とどろきアリーナ)をプロデュースする。