農林水産被害481億円=生産の影響、長期化懸念―西日本豪雨(時事通信)

農林水産省が16日発表した西日本豪雨などによる農林水産関係の被害額は、同日午前8時現在で480億5000万円と15日午前時点(436億9000万円)から拡大した。農地・山林や農業施設を中心に被害額はさらに膨らむ見通しで、生産への影響長期化が懸念されている。

 主な内訳は、野菜や果物など農作物が22億4000万円、農地が81億3000万円、農道やため池などの農業用施設が124億6000万円、倒木や山崩れによる山林の荒廃が157億8000万円、林道が73億5000万円、漁港が7億8000万円だった。

 岡山県の農作物の損害額が16日から集計され始めたため、農水省は「被害額は上積みされていく」(災害総合対策室)とみている。