<天気>猛暑、岐阜に集中 揖斐川町が全国最高39.3度(毎日新聞)

◇多治見市、岐阜市が全国2位の39度

 3連休最後の16日、列島は高気圧に覆われ、各地で最高気温35度以上の猛暑日となった。岐阜県では揖斐川町が前日に引き続き全国最高となる39.3度を記録したほか、多治見市、岐阜市が全国2位の39度▽美濃市郡上市が同4位の各38.8度--となった。

 このほか、愛知県豊田市が全国7位の38.7度、岐阜県美濃加茂市が同8位の38.6度、名古屋市38度、津市34.7度を記録した。

 三重県松阪市小阿坂(こあざか)町の畑では16日午後2時5分ごろ、近くに住む男性(88)が倒れているのを、捜しに来た妻が見つけた。男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。松阪地区広域消防本部によると、男性は妻に「畑に行く」と出かけたといい、熱中症の疑いがある。津地方気象台によると、16日の松阪市は午後0時50分ごろに37.4度を記録、この日の県内最高気温だった。

 また、同日午後4時10分ごろ、三重県亀山市加太北在家の国道25号で70代の男性が倒れているのを通行人が見つけた。亀山市消防本部によると、男性は熱中症とみられ、心肺停止状態で搬送先の病院で治療中という。

 高校野球の岐阜大会が行われた岐阜県関市の関市民球場では、熱中症の疑いで高校生ら観客15人が病院に搬送された。中濃消防組合によると、救急車9台とドクターヘリが同球場に駆けつけたといい、いずれも命に別条はない。

 名古屋地方気象台によると、気圧配置はしばらく変わらず、今後も厳しい暑さが続くという。【山田泰生、森田采花、横田伸治】