<神戸・中3自殺>再調査委が初会合 いじめ有無など調査へ(毎日新聞)

神戸市垂水区で2016年10月、市立中3年の女子生徒(当時14歳)が自殺した問題で、市の再調査委員会の初会合が16日午前、神戸市内で開かれた。今後、いじめ防止対策推進法に基づいて関係者などから聞き取りをし、いじめの有無や学校側の対応の問題点などを改めて調査する。次回は8月上旬の予定。

 一連の問題を巡っては、学校は自殺直後に同級生らに聞き取り調査してメモを作成し、市教委は第三者委員会を設置。昨年8月、第三者委はいじめはあったが自殺原因は特定できないとする報告書をまとめた。

 しかし今年6月に市教委担当職員と中学校長(自殺当時)がメモの存在を隠蔽(いんぺい)していたことが判明。信頼性に疑いが生じたため、久元喜造・神戸市長が再調査する方針を示していた。【黒川優】