ドイツ連銀総裁、政府に景気減速のリスク警告=独紙(ロイター)

[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツ連邦銀行中央銀行)のワイトマン総裁は、6日の閣議に特別参加した際、景気減速のリスクが高まっていることを警告した。経済紙ハンデルスブラットが複数の政府関係者の話として伝えた。

独連銀は先月、ドイツ経済は依然好調だが貿易や政治を巡る懸念が見通しをより不透明にしていると指摘。今年の成長率見通しを2.0%とし、昨年12月時点の2.5%から大幅に引き下げた。

総裁はより厳しい局面に備えるよう促した上で、次に経済が落ち込む時は政府が介入を余儀なくされると警告。欧州中央銀行(ECB)は金融政策正常化に時間がかかり、行動の余地がほとんどないとの見方を示した。