<西日本豪雨>ボランティア、大阪の小6も大粒の汗 広島(毎日新聞)

西日本豪雨の被災地には3連休中、全国から多くのボランティアが駆け付けた。被害の大きかった広島県呉市天応宮町には大人と一緒に一生懸命、土砂をかきだす小学生の姿があった。

 大阪市の小学6年、森岡直希さん(11)。父京介さん(43)に誘われてボランティアに参加し、被害家屋の前に積み上がった土砂にシャベルを入れては、何度も台車に運んでいた。熱中症を防ぐため10分ごとに休憩するが、照りつける真夏の日差しに顔からは大粒の汗が流れる。

 被害家屋に住んでいた三浦文也さん(72)は直希さんの頭にホースで水をかけてあげながら「孫のような年齢なのによく頑張ってる。1人では何もできないので助かります」と話す。

 作業を終えた直希さんは「テレビで想像していたよりも大きな被害でびっくりした。みんなで頑張って家の前がきれいになったのでうれしい」と汗をぬぐった。【木葉健二】