栃煌山「あんなんはたまたま」防戦一方の辛勝に不満(日刊スポーツ)

<大相撲名古屋場所>◇9日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ

 東前頭13枚目栃煌山(31=春日野)が不満いっぱいの7勝目だ。新入幕で初顔合わせの明生に立ち合いから防戦一方の展開となったが、押されながらも左を差し、土俵際ですくい投げを決めた。

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 「相手の(右)脇が空いていて…。あんなんはたまたま。タイミングよく決まっただけ。今日は全然です」。安定しない立ち合いに悩みながらの戦いが続く。「勝てたのは本当に良かったけど、足からしっかり相撲が取れないとダメです」。新大関栃ノ心の休場もあり、部屋を構える春日井市や地元後援者から激励される日々。「そういう声にこたえられるように」と、自分に言い聞かせるように話した。