【マーキュリーC】ミツバが史上2頭目の連覇を達成! 松山騎手「道中の行きっぷりにも成長の跡」(サンケイスポーツ)

7月16日(祝・月)の盛岡競馬9Rで行われた第22回マーキュリーカップ(交流GIII、3歳以上オープン、選定馬、グレード別定、ダート・左2000メートル、14頭立て、1着賞金=2300万円)は、昨年の優勝馬松山弘平騎手騎乗の2番人気ミツバ(牡6歳、栗東加用正厩舎)が快勝し、1999年、2000年のオースミジェットに次ぐ史上2頭目の連覇を達成した。タイムは2分3秒5(良)。2着はヨシオ(4番人気)、3着はフェニックスマーク(1番人気)で、上位をJRA勢が占めた。

 レースはヨシオが逃げ、マイネルバサラが続く展開。4連勝中のフェニックスマークは3~4番手の外を追走した。6番手につけていたミツバは3~4コーナーにかけてフェニクスマークの外に併せて直線でかわすと、さらに逃げていたヨシオも捕らえて1馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。フェニックスマークは、さらに4馬身差の3着。ザイディックメア(3番人気)は6着だった。

 ミツバは、父カネヒキリ、母セントクリスマス、母の父コマンダーインチーフという血統。北海道日高町・タバタファームの生産馬で、(株)協栄の所有馬。通算成績は38戦10勝(うち地方6戦2勝)。重賞は17年マーキュリーC・交流GIIIに次いで2勝目。マーキュリーCは加用正調教師、松山弘平騎手ともに17年ミツバに次いで2勝目。

 ◆松山弘平騎手「スタートが速い方ではないですし、外の馬(フェニックスマーク)が前に行きましたから、その後ろにつけました。スローの流れで早めに動きましたが、反応が良く、ゴーサインにも応えてくれて、強いレースをしてくれました。負担重量が昨年より1キロ増えましたが、道中の行きっぷりにも成長の跡が感じられました」